ハミルトン、イアン


Hamilton, Ian Standish Monteith
(1853-1947)

イギリスの将軍;文人肌の将軍だがガリポリの失敗の責任者とされた。

ギリシャ領コルフ島生まれだが、両親ともイギリス人である。サンドハースト士官学校卒業後大戦前40年間にわたりほとんど全世界で勤務した。著名なものとして1879年第二次アフガン戦争、1881年南ア戦争、1884年マフディの戦争、1886年ビルマ戦争、1886年チタラル遠征、1897年マラカンド戦争、1897年ティラー戦争、1899年マフディの戦争…などに参加した。また1904年日露戦争の観戦武官として第1軍に付属し、その時の乃木司令部の印象をつづった報告を送った。

第1次大戦ではしかし失敗した将軍として知られる。ガリポリ作戦の陸戦の司令官として、ほとんど不可能な任務を負わされた。始めは海軍だけで海峡を突破しうると予想された。このため陸軍は一戦も交えることなくコンスタンチノープルに到達できると信じられていた。だがトルコ兵はし烈にまた粘り強く戦った。またほとんど全期間数でもトルコ側が優位だった。

上陸自体は成功したが、内陸に向かって戦果を拡大することはできず、海岸線に閉じ込められた。この条件では、向背部が海の塹壕戦とかわりない。また勝機を逸した段階で兵力が逐次投入される悪循環に陥った。1915年10月革職され現役生活に終止符をうった。第1次大戦の司令官としては異例なほど長命で第2次大戦後まで生きた。


 
回想録; Gallipoli Diary, London, 1920
; Listening for the drums, London, 1944
自伝; The Happy Warrior; A Life of General Sir Ian Hamilton, London, 1966

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