シェール、ラインハルト

Scheer, Reinhard

(1863−1928)

ドイツの提督;ユトランド海戦時外洋艦隊司令長官

開戦時は外洋艦隊のうち第2戦艦部隊の司令官で1916年1月、ポール提督がガンで死亡したのに伴い外洋艦隊司令長官となった。

シェールは前任者より明らかに積極的で全艦隊を出撃させイギリス連合艦隊を全滅させる秘策の検討を開始した。当時ドイツの暗号はイギリスに解読されておりこれを聞いてイギリス海軍省は喜んだという。

1916年5月、Uボートを発信させ、更にヒッパーの巡洋戦艦隊を先行させ外洋艦隊は出港した。潜水艦は戦果をあげられなかった。しかし巡洋戦艦隊はイギリスの巡洋戦艦2隻を撃沈し、イギリス艦隊を誘引するのに成功した。まず現れたイギリス巡洋戦艦隊を追跡したが2時間後イギリス連合艦隊主力が姿をみせると、戦いの不利を悟った。

煙幕をはり、また高速で追求してくるイギリス巡洋戦艦隊をかわしながら、帰還に成功した。イギリスにより損害を与えることはできたが、主力艦の遭遇時逃走したのは事実だった。その後外洋艦隊は再び出港することはなかった。

1918年10月休戦協定を有利にしようと、最後の決戦を呼号した。しかし水兵の反乱を招き革命の端緒を開いただけだった。1918年12月退役した。


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